「乾燒明蝦」エビチリ・海老のチリソース煮

乾燒明蝦(カンシャオミンシャー)は中国の四川または上海料理です。しかし和風中華料理でもあると中文のWikipediaでも紹介されていて、エビチリの文字があります。四川料理では豆板醤、上海料理ではトマトソースを使用するのが特徴。

参考:乾燒明蝦

日本のトマトケチャップを使用するエビチリは陳建民が発祥で乾燒明蝦を日本人向けにアレンジした料理とあります。また大きな違いは中国の乾燒明蝦は殻付きがほとんどですが日本のエビチリは殻をむいた海老を使用している事です。しかし中文のWikipediaでも冒頭で紹介されるようにトマトケチャップを使用した乾燒明蝦のレシピも中国のサイトなどで多く目にする事ができます。

中国の百度百科では乾燒明蝦は1930年代頃から上海のレストランで有名になったと紹介されていて陳建民は1919~1990の人で1948年頃から四川料理人として活動していたようです。年代を見ていると情報が上手くまとまらないのも理解できます。ネットがない時代に情報を先取りした料理だったんですね。凄い人だなぁ陳建民。

乾燒明蝦(殻なし)のメモ

  • 海老に卵白を吸わせて片栗粉をまぶして植物油でコーティングする
  • 海老を揚げる
  • ニンニク、生姜、豆板醤を炒めて香りを出しケチャップ、酒釀、砂糖、酢、塩、胡椒でチリソースを作る
  • 揚げた海老を加えて刻みネギを混ぜる
    • 陳建民さんの息子「陳建一」さんのレシピでは最後に溶き卵を加えてフワッと仕上げるレシピもあります。