「宮保鶏丁」鶏肉とピーナッツを唐辛子炒め。辛くない山東版も

宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)は鶏肉とピーナッツを唐辛子と炒めた四川料理。貴州省、山東省、四川省ではレシピや名称が異なり「貴州省:辣子鸡丁」「山東省:酱爆鸡丁」「四川省:宫保鸡丁」となると紹介されています。宮爆鶏丁などの別名もある。宮保鶏丁は清末期の山東省や四川省の官僚だった「丁宝鎮(1820-1886)」が考案したとされています。様々な説があるようですが、中国のサイト百度百科ではもともと丁家の家庭料理だったとも記載されている。

参考:宫保鸡丁

四川や貴州の宮保鶏丁

揚げた鶏肉とピーナッツを豆板醤、唐辛子、花椒を使用して辛口に調理されます。貴州は酢で酸味を加える事が多い。「鶏丁」は鶏肉の角切りを意味する言葉でピーナッツに近い大きさにカットされます。

山東省の醤爆鶏丁

山東省や北京ではキュウリや人参などを使用し甜面醤やオイスターソースで甘めに調理されます。ピーナッツは皮を剥かないで使用する場合もある。

Kung Pao chicken(アメリカ)

チェーン店のパンダエクスプレスのメニューにもあります。鶏肉は宮保鶏丁よりも大きくカットされる事が多く唐辛子を使用した辛口だがキュウリや人参なども使用してカラフルです。オレンジチキンのように味付けにオレンジを使用する事もあるようです。

宮保鶏丁のメモ

  • カットして片栗粉をまぶした鶏肉とピーナッツを揚げる
    • または少量の油で揚げ焼き
  • 油で豆板醤、花椒、にんにく、生姜を炒める
  • 揚げた鶏肉と一口大にカットしたネギを炒める
  • 醤油、砂糖、酢、うま味調味料で味付けする
  • ピーナッツを加えてごま油をかける