「麻辣火鍋」中国の重慶発祥のシビ辛鍋

麻辣火鍋(マーラーフォグゥォ)は四川省や重慶地方発祥の鍋料理です。日本でも人気が高くなってきていて、火鍋専門店の店も増えています。単に火鍋となると鍋全般の意味になります。家で楽しむにも向いた料理でスープを自作しなくても中華食材店などで販売されている「火鍋底料」を使えばで手軽に楽しむ事ができる。近くに中華食材店がない場合はAmazonで検索してみると良いでしょう。

日本の鍋の素のような食品ですが牛脂と唐辛子や様々な香辛料がカレールーのようにブロック状にされて販売されていてバリエーションも豊富です。

格子状の火鍋は古いスタイルの重慶の火鍋。

おしどり鍋では辛いスープと辛くないスープを楽しめます。鍋は複数人でシェアしながら食べる料理なので辛い味付けが苦手な人でも一緒に楽しめるように進化している。中央の仕切りがS字に湾曲した陰陽デザインの鍋も多い。

白いスープは赤い辛いスープと対局になるように鶏ガラや豚骨を乳化させた白を強調した白湯スープが使用される事が多い。赤いナツメやクコの実を浮かべるとコントラストが綺麗になります。

辛いスープは牛脂と動物系の出汁、唐辛子、花椒、ニンニク、生姜、豆板醤で味付けされ、香辛料では桂皮(シナモン)、八角(スターニアス)、クミン、フェンネルなどが使用されます。日本で注目される薬膳火鍋ではナツメ、クコの実、党参または朝鮮人参、良姜、龍眼、蓮子、白きくらげ、草果など様々な材料が追加される。

牛、豚、鶏、羊(ラム・マトン)と様々な食肉や加工肉を使用しますが本場では鴨の血を固めた鴨血などの独特な食材も多く、モツ系の食材の人気が高い。キノコ類も良くあいます。地方によって鍋に入れる食材や食べ方が異なっているのも特徴。

麻辣火鍋のメモ

  • 牛脂で唐辛子、花椒、ニンニク、生姜などを炒めて香りを出す
  • 上記の油と中華スープの元や創味、味覇などでスープを作る
  • 見た目の存在感が大きいナツメ、八角などを加えると本格的になる
  • クミンを入れると少しだだけカレーっぽい香りに
  • 好きな具材を入れる