「木須肉」孔子とも関係があるキクラゲと豚肉の卵炒め
「木須肉(ムースーロー)」はキクラゲ、豚肉、卵を炒めた山東料理。日本の中華料理店でもランチメニューなどで定番の料理です。日本では火を通して食べる事が少ないキュウリですが中国の木須肉では炒めたキュウリも入る事が多いのが特徴的です。
参考:木须肉
名前の由来はキンモクセイ
黄色い卵と甘い香りが金木犀(きんもくせい)を連想させる事が名前の由来だそうです。緑の野菜と組み合わせるとたしかに似ているかもしれない。
三孔「孔府」のメニューだった
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に孔府、孔廟・孔林として三孔として登録された孔府のメニューが起源だそうです。孔府は儒家の始祖「孔子」の直径子孫が住んでいた豪邸です。タケノコが使用されていたが、北京ではタケノコが豊富ではなかったのでキクラゲとキュウリが使われるようになったとあります。
「木須肉」のメモ
- 豚肉のスライスに下味を付けて卵白、片栗粉をまぶす
- キュウリや人参を薄切りまたは適当にカット
- 卵は多めの油で炒めて取り出しておく
- 豚肉を炒めてニンニク、生姜を加えて香りを出す
- 肉だけを揚げる油通しもあり
- キュウリとキクラゲを加えて炒める
- 醤油、オイスターソース、塩、酒、うま味調味料で味を整え炒めた卵を加える
- ごま油を回しかけて完成